狂人日記

映画のある日常    【注意】映画のストーリー・結末などのネタバレを大量に含みます

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(DVD)



前作から3年後に作られた続編であるが、なぜか物語は前作の1年前の出来事、とちょっと変わったシリーズ編成であるが、ヒロインも交替し新たな物語にするにはその方が都合がよかったのだろうか。いずれにしてもシリーズ第2弾にありがちな、とりあえず前作を踏襲して無難に作ってみましたみたいなところが微塵も感じられず実に気合いが入っていてある意味前作を凌ぐ素晴らしい娯楽作品に仕上がってしまった。

よく矢継ぎ早に見せ場を作って観客を楽しませる映画を「ジェットコースタームービー」などと言うが、この映画ではまさにクライマックスにジェットコースターそのもの(トロッコだけど)を登場させ、しかもスピードもコースも結末も全く予測不可能な状況を設定して実に映画らしい見せ場を作っている。後のメイキングであの大半は人形を乗せたミニチュアだということを知り、そう思ってみるとさすがにあの時代の特撮なのでミニチュアの部分がわかってしまうのだが、今となってはそれもちょっとしたご愛敬、さすがにスピルバーグ流の面白さが色褪せたりするわけではない。

しかしそれにしても破天荒な面白さ、それでいて緻密に計算された展開、そしてそこに一貫してちりばめられたセンスのいいユーモア、さらに嫌みにならない程度のロマンスの味付けと、今作に関してはアジア系少年のうまい使い方、といった具合にいくら褒めたたえてもきりがないくらいどうしてこんなに楽しい映画ができてしまうのだろう。もちろんジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ハリソン・フォードというそれぞれの分野の才能が集結してその力がいかんなく発揮されたということが大きいのだろうが、そういう理屈だけでは語り尽くせないものがここにはある。あえて陳腐でも声を大にして言いたい。

映画は魔法である。

本当に素晴らしい。ブラボー!と叫んで思いっきり拍手するしかないね。

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